サラ・ベルナールの美を描く

アルフォンス・ミュシャ《ジスモンダ》1894年 サントリーポスターコレクション(大阪中之島美術館寄託)

アルフォンス・ミュシャが生涯において初めて手掛けたリトグラフ印刷による大型作品。19世紀末パリの人気女優サラ・ベルナールがルネサンス劇場で演じた、アテネを舞台とした演劇を告知するためのポスターでした。貼りだされるやいなやパリ中で大評判になり、女優サラ自身もこの出来栄えに涙を流して喜んだというエピソードが残されています。ミュシャの類まれなデッサンの才能と緻密に描かれた装飾文様がいかんなく発揮された出世作です。

項目 内容
大阪の力 芸術の力
所蔵施設 大阪中之島美術館
カテゴリー 高精細