800年の時を超えての再会

(左)重要美術品 青磁彫刻 童女形水滴 高麗時代・12世紀 (住友グループ寄贈/安宅コレクション) (右)青磁彫刻 童子形水滴 高麗時代・12世紀 写真:六田知弘

高麗の人々はヒスイ(翡翠)のような美しい青磁を「翡色(ひしょく)」と呼んでいました。安宅コレクションには愛らしい高麗青磁の童女形の水滴がありましたが、開館後に童子形水滴が収集されました。いずれも高麗青磁の主要産地・全羅南道の康津窯の製品と思われ、しかも同一の工人の手と思われるほど類似したつくりです。同じ場所で生まれ、後に離れ離れとなり、800年あまりの時を経て、大阪で再会した運命に結ばれた童子と童女です。

項目 内容
大阪の力 芸術の力
所蔵施設 大阪市立東洋陶磁美術館
カテゴリー 高精細
OCA/詳細リンク1 https://dom.ocm.osaka/database/moco/1736
OCA/詳細リンク2 https://dom.ocm.osaka/database/moco/1029