花鳥世界が浮き上がる華やかな壺
重要文化財 法花 花鳥文 壺 明時代・15世紀 (住友グループ寄贈/安宅コレクション)写真:六田知弘
法花とは文様に凸起状に盛り上げた輪郭線をつくり、藍、白、黄、緑、紫などの低火度鉛釉を塗り分けて文様を立体的に表す方法です。本作は景徳鎮窯産と考えられる磁胎の法花としては最大級の作例です。胴の二面には花樹に止まるつがいの鳥が浮き彫り風に生き生きと描かれており、その間には蝶も舞い飛んでいます。濃紺とターコイズブルーなど藍や青系の色をベースに白や黄が効果的に用いられ華やかで優美な雰囲気がまとった壺です。
項目 | 内容 |
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大阪の力 | 芸術の力 |
所蔵施設 | 大阪市立東洋陶磁美術館 |
カテゴリー | 高精細 |