人々を魅了する中国宋代の白磁の名品
重要文化財 白磁刻花 蓮花文 洗 北宋時代・11~12世紀 (住友グループ寄贈/安宅コレクション)写真:六田知弘
定窯の白磁はアイボリー・ホワイトの色艶と気品が特徴で、宋王朝や金王朝の宮廷でも好まれました。本作は、古美術商・廣田松繁(号不孤斎)氏が秘蔵していた「三種の神器」の一つでした。安宅英一氏の所望を書簡で断った不孤斎氏は、後日、安宅氏の招きで座敷を訪れると、床の間には表装された断りの書簡が飾られていました。そして深々と頭を下げ手をつき懇願する安宅氏の執念に負け、不孤斎氏が応じたという逸話が残ります。
項目 | 内容 |
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大阪の力 | 芸術の力 |
所蔵施設 | 大阪市立東洋陶磁美術館 |
カテゴリー | 高精細 |