ウィーンの変革を象徴するデザイン
オットー・ヴァーグナー《机とスツール》1904年
皇帝ヨーゼフⅠ世による都市大改造によってその姿を大きく変えた19世紀後半のウィーンで、建築に加え、運河改修や市営鉄道整備も主導した建築家オットー・ヴァーグナーは、新しい世紀を目前に、時代にふさわしい様式を追及。「必要」に応える美しさを志向します。代表的な建築となる《ウィーン郵便貯金局》では、家具もヴァーグナーの手に寄ります。建物と統一感を有する意匠にオープンプランオフィスに適した形態のデザインが際立ちます。
項目 | 内容 |
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大阪の力 | 都市の力 |
所蔵施設 | 大阪中之島美術館 |