円窓から見えるのは、憧れの異国の地
蔀関月 廬山図 江戸時代18世紀
大坂の画人である蔀関月(しとみ かんげつ)によって描かれた作品です。主題である廬山(ろざん)は、中国の江西省北部にある名山です。岩や樹木の表現には、室町時代の画家である雪舟の影響もみられます。本作には南宋の朱子により再興された白鹿洞書院が比較的大きく描かれており、このことから、朱子学を中心とした大坂の私塾である懐徳堂に飾るにふさわしい画題として選定された可能性があります。
項目 | 内容 |
---|---|
大阪の力 | 都市の力 |
所蔵施設 | 大阪市立美術館 |
カテゴリー | 高精細 |