戦後デザイン界を牽引した逸品

早川良雄《第11回秋の秀彩会》1953年

早川良雄は、大阪市立工芸学校(現・大阪市立工芸高等学校)の図案科に学んだ大阪市出身のグラフィックデザイナーです。本作は、三越百貨店大阪支店や大阪市役所文化課を経て、戦後近鉄百貨店宣伝部の職員となった際に手掛けられました。「秀彩会」とは近鉄百貨店で催された着物の展示販売会を指します。早川は第11回以外のポスターも手掛けており、いずれも特徴である柔らかな線が目を惹きます。

項目 内容
大阪の力 都市の力
所蔵施設 大阪中之島美術館
カテゴリー 高精細