発展する都市の姿
小出楢重《街景》1925年
1925年、大阪市の人口および面積が東京市(当時)を抜いて日本一となりました。本作品は、大阪を代表する洋画家、小出楢重がこの年の9月に制作した都会風景の名作で、近代都市化が急激に進む中之島界隈をとらえます。黒い瓦屋根やコンクリート造りの近代建築、遠景の工場の煙突群など、新旧さまざまな建物が入り混じる発展途中の都市を、小出は中央の堂島川の曲線を効果的に用いながら、巧みにまとめ上げました。
項目 | 内容 |
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大阪の力 | 都市の力 |
所蔵施設 | 大阪中之島美術館 |
カテゴリー | 高精細 |