シンプルな形の到達点
今村輝久《作品》
大阪市に生まれた彫刻家・今村輝久は、戦後大阪の美術に大きな影響を与えた「行動美術協会」に所属して作品を発表しました。丸みを帯びた四角形の台座の上に棒と石のような塊が絶妙なバランスで配置されており、不安定の中に安定が生み出されています。最初具象から出発し、のちに自然形態へと転換。最後は極限までシンプルな形態を組み合わせた彫刻へと展開した、今村輝久の最終到達点を示す作品です。
項目 | 内容 |
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大阪の力 | 市民の力 |
所蔵施設 | 大阪中之島美術館 |
カテゴリー | 高精細 |