エキゾチックな骨壺

重要文化財 三彩壺 奈良時代・8世紀 (住友グループ寄贈/安宅コレクション)写真:六田知弘

奈良時代には遣唐使などにより、中国唐時代の様々な品物が日本へもたらされました。そのなかに、器の表面を緑・茶・藍などの色で塗り分けた、「唐三彩(とうさんさい)」と呼ばれるやきものがあります。この壺は、当時の日本でその色調をまねて骨壺として作られたものです。江戸時代の安政年間(1854-59)に、奈良県生駒郡で出土したと伝えられ、その後、大阪船場の両替商「千草(ちぐさ)屋」を営んだ平瀬家が所蔵していました。

項目 内容
大阪の力 市民の力、都市の力
所蔵施設 大阪市立東洋陶磁美術館
カテゴリー 高精細