江戸時代の天文学者渋川春海が描いた天文図
「天文分野之図」(大阪市立科学館の科学史コレクション)
17世紀の天文学者である渋川春海が作成した星図です。大きな円形の図には、日本から見ることができる天の領域の恒星が描かれています。星座は当時の日本で使われていた中国流の星座が描かれ、また円周部には武蔵や伊勢など旧国名が記されています。「分野」とは、天の領域と地上の地域を対応付けた天文占いの考え方です。作者の渋川春海は国産初の貞享暦を作成するなど、江戸時代の天文学発展のきっかけを作った人物の一人です。
項目 | 内容 |
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大阪の力 | 未来への力 |
所蔵施設 | 大阪市立科学館 |
カテゴリー | 高精細 |