宇宙線の飛跡をとらえる物理学の検出装置

霧箱

1960年頃、大阪市立大学(現大阪公立大学)宇宙線研究所で使用していた宇宙線観測装置です。宇宙空間では、宇宙線と呼ばれる高いエネルギーを持つ放射線が飛び交っています。その宇宙線が地球の大気と衝突するとたくさんの粒子が生じますが、霧箱はその宇宙線が飛んだ跡を観測する装置です。大阪市立大学は、戦後は原子核物理学の研究に力を入れて最先端の研究を行っており、この霧箱は当時の宇宙線研究の様子を伝える資料です。

項目 内容
大阪の力 未来への力
所蔵施設 大阪市立科学館
カテゴリー 高精細