黒釉 瓢形瓶
瓢形瓶は中国に始まりますが、高麗時代には上下を引き伸ばしたような流麗な形を取るものが多くなり、独自の造形として発展しました。本作は下部の胴が大きく膨らみ、安定感をみせています。器表の全面に、黒く発色する黒釉をかけて焼きあげました。二重掛けして、黒色や褐色など色の変化を見せています。黒釉瓢形瓶の大作はごく少なく、数点を数えるに過ぎません。高麗時代の黒釉は、青磁窯で一緒に焼かれ、主に瓶や壺などの貯蔵器が少量生産されたようです。
項目 | 内容 |
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所蔵施設 | 大阪市立東洋陶磁美術館 |
作品ID | 927 |
登録番号 | 00023 |
大分類 | 韓国陶磁 |
作品名(よみ) | こくゆう ひょうけいへい |
時代1 | 高麗時代 |
時代2 | 12-13世紀 |
高(cm) | 38.9 |
コレクション名 | 安宅コレクション |
クレジット表記 | 大阪市立東洋陶磁美術館(住友グループ寄贈/安宅コレクション) 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと) |
重量(g) | 2,140 |
最大径(cm) | 19.3 |