青花 黄蜀葵文 碗 (「大明成化年製」銘)
パレスポウルは、一定の規格に基づいて作られたと考えられ、いずれも口径約15.0センチ、高さ約7.0センチとほぼ同一の大きさとなっています。成化官窯の特徴である精製され微かに黄みを帯びた胎土にコバルト顔料の淡い発色が映え、官窯らしい趣のある作品です。内外両面に丁寧に描かれた文様は、葵の花を優美な蔓草で結んだものです。向日性の葵はその性質から、皇帝の恩に民心が従うことを表します。また、本来蔓性ではない葵の花を蔓草でつなぐことにより、それが永遠に続くことをも表した、吉祥の文様となります。
項目 | 内容 |
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所蔵施設 | 大阪市立東洋陶磁美術館 |
作品ID | 80 |
登録番号 | 00712 |
大分類 | 中国陶磁 |
作品名(よみ) | せいか おうしょっきもん わん (「だいみんせいかねんせい」めい) |
時代1 | 明時代 |
時代2 | 成化(1465-1487) |
高(cm) | 7.0 |
口径(cm) | 14.6 |
窯 | 景徳鎮窯 |
コレクション名 | 安宅コレクション |
クレジット表記 | 大阪市立東洋陶磁美術館(住友グループ寄贈/安宅コレクション) 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと) |
重量(g) | 174 |