青花 松鳥文 壺
玉縁(たまぶち)をなす口づくりと、肩の張りきった形は、15-16世紀の特徴を示しています。従属文がなくたっぷり取られた胴部の余白に描かれた松にとまる一対の鳥は、同時期の花鳥図に通じるところがあり、宮廷画員の筆によるものでしょう。小鳥や松葉は透明度の高い青色、幹は黒味がかった青色で表現されています。純度の高いコバルト顔料は回青(かいせい)と呼ばれ、中国から輪入されていましたが、1464年に朝鮮半島でも青花顔料が発見された記録があり、この壺はその使用例の一つと思われます。
項目 | 内容 |
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所蔵施設 | 大阪市立東洋陶磁美術館 |
作品ID | 1373 |
登録番号 | 00508 |
大分類 | 韓国陶磁 |
作品名(よみ) | せいか まつとりもん つぼ |
時代1 | 朝鮮時代 |
時代2 | 15-16世紀 |
高(cm) | 27.3 |
窯 | 広州官窯 |
コレクション名 | 安宅コレクション |
クレジット表記 | 大阪市立東洋陶磁美術館(住友グループ寄贈/安宅コレクション) 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと) |
重量(g) | 4200 |
最大径(cm) | 26.0 |