青磁刻花 花唐草文 輪花盤
器壁は極めて薄く、口縁を六輪花形にかたどった腰折れ形の盤です。見込みと高台を除く外側面いっぱいに、片切彫り風に花唐草文が表されています。慈渓市寺龍口窯址から類品が出土し、南宋初期の越窯の製品であることが判明しました。杭州市や紹興市からは高台内に「御厨」銘のある類品の破片も発見されたことから、南宋宮廷用の食器であったことがうかがえます。寺龍口窯址の南宋初期の製品には官窯類型のものもあることから、この窯は宮廷から命を受け宮廷用の祭器や器皿類を生産した窯と考えられています。
項目 | 内容 |
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所蔵施設 | 大阪市立東洋陶磁美術館 |
作品ID | 159 |
登録番号 | 01203 |
大分類 | 中国陶磁 |
作品名(よみ) | せいじこっか はなからくさもん りんかばん |
時代1 | 南宋時代 |
時代2 | 12世紀 |
高(cm) | 4.2 |
口径(cm) | 19.5 |
窯 | 越窯 |
クレジット表記 | 大阪市立東洋陶磁美術館 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと) |
重量(g) | 343 |