白磁 面取壺

17世紀の灰白色の白磁は、18世紀前半には息を吹きかえし、乳白色の釉調を帯びはじめます。ことに面取り手法の発達はめざましく、面取による技法はこの時代の特徴です。低い口づくり、強く張った肩、八面に面取りされた胴は、端正な趣があり、18世紀前半の作陶の典型を示しています。口部の内側には蓋受けがあり、もとは蓋があったと見られます。広州官窯(かんよう)のうち、金沙里窯系統の窯でつくられたものでしょう。

項目 内容
所蔵施設 大阪市立東洋陶磁美術館
作品ID 974
登録番号 00073
大分類 韓国陶磁
作品名(よみ) はくじ めんとりつぼ
時代1 朝鮮時代
時代2 18世紀前半
高(cm) 21.9
幅(cm) 20.2
京畿道広州金沙里
コレクション名 安宅コレクション
クレジット表記 大阪市立東洋陶磁美術館(住友グループ寄贈/安宅コレクション) 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと)
重量(g) 2,280
最大径(cm) 19.8