青磁象嵌 童子宝相華唐草文 水注

蔓をよじ登る童子と、そのまわりに宝相華の大きな花文が施された水注です。蔓草にたわむれる童子の文様は、中国宋時代の陶磁器にもしばしば見られ、本作もそれを原型とするものでしょう。文様に込められた子孫繁栄の願いが、球形のまろやかな形とよく溶け合っています。大きな宝相華の文様表現は珍しく、輪郭を黒象嵌で表してその背景を白土で埋め込む象嵌が文様を一層際立たせ、この種の青磁の最高作です。把手と注口の根元には蓮の葉や芽をあしらい、白堆(はくつい)と鉄彩によって装飾が施されるなど、多彩な技法が用いられています。

項目 内容
所蔵施設 大阪市立東洋陶磁美術館
作品ID 1120
登録番号 00226
大分類 韓国陶磁
作品名(よみ) せいじぞうがん どうじほうそうげからくさもん すいちゅう
時代1 高麗時代
時代2 12世紀後半-13世紀前半
高(cm) 19.2
幅(cm) 23.9×16.4
指定物件 重要文化財
コレクション名 安宅コレクション
クレジット表記 大阪市立東洋陶磁美術館(住友グループ寄贈/安宅コレクション) 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと)
重量(g) 1,668