青磁陽刻 蓮花文 梅瓶
梅瓶とは、口が小さく肩が大きく張り、胴に向ってすぼまっていく器形を指します。胴部のS字状の曲線や、高台きわでわずかに外反するゆったりと落ちついた造形は、中国の影響から離れて高麗独自の形へ進んだものと見られます。胴面の上部には雲文を、胴裾には蓮弁文をめぐらせています。黄蜀葵(おうしょっき)文や蓮花文を主文にして、いずれも片切彫りと線彫りで細やかな作行きです。こうした梅瓶は、酒や水を貯蔵する器とされてきましたが、最近の水中考古学調査で、蜂蜜やごま油の保管や運搬用としても使われたことが判明しました。
項目 | 内容 |
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所蔵施設 | 大阪市立東洋陶磁美術館 |
作品ID | 923 |
登録番号 | 00017 |
大分類 | 韓国陶磁 |
作品名(よみ) | せいじようこく れんかもん めいぴん |
時代1 | 高麗時代 |
時代2 | 12世紀 |
高(cm) | 32.1 |
コレクション名 | 安宅コレクション |
クレジット表記 | 大阪市立東洋陶磁美術館(住友グループ寄贈/安宅コレクション) 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと) |
重量(g) | 3,080 |
最大径(cm) | 21.8 |