緑釉黒花 牡丹文 瓶
白化粧を塗った上に黒釉を掛け、張り出した胴部では牡丹の背景となる部分を掻落しています。透明釉をかけて焼いた後、さらに緑釉を施して低火度でもう一度焼いており、磁州窯の製品のなかでも手の込んだ見事な作例で、世界的な名品の一つとして知られています。背景の緑地と豪快かつシャープな表現が、牡丹文の黒と鮮烈なコントラストを見せています。磁県観台窯址の発掘成果によれば、このタイプは金時代のものと考えられます。
項目 | 内容 |
---|---|
所蔵施設 | 大阪市立東洋陶磁美術館 |
作品ID | 76 |
登録番号 | 00682 |
大分類 | 中国陶磁 |
作品名(よみ) | りょくゆうこっか ぼたんもん へい |
時代1 | 金時代 |
時代2 | 12世紀 |
高(cm) | 35.0 |
窯 | 磁州窯 |
指定物件 | 重要文化財 |
コレクション名 | 安宅コレクション |
クレジット表記 | 大阪市立東洋陶磁美術館(住友グループ寄贈/安宅コレクション) 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと) |
重量(g) | 2,360 |
最大径(cm) | 17.4 |