須恵器蹄脚円面硯
中国唐時代の陶磁製の円面硯を模したものと思われます。鋭い稜(りょう)を随所に見せるシャープな造形感覚は、7世紀以降の須恵器の一つの特徴です。同種の硯は宮殿・官衙(かんが)・大寺院などの遺跡からの出土例が多く、特殊な性格をもっていたものと考えられます。本作は大阪府の陶邑(すえむら)窯で出土したと伝えられ、大きさと作行から須恵器円面硯の第一級の作例といえます。
項目 | 内容 |
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所蔵施設 | 大阪市立東洋陶磁美術館 |
作品ID | 2285 |
登録番号 | 01413 |
大分類 | 日本陶磁 |
作品名(よみ) | すえきていきゃくえんめんけん |
時代1 | 奈良時代 |
時代2 | 8世紀 |
高(cm) | 10.6 |
口径(cm) | 22.5 |
窯 | 陶邑窯 |
クレジット表記 | 大阪市立東洋陶磁美術館(米田吉右衛門氏寄贈) 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと) |
重量(g) | 2,240 |
最大径(cm) | 28.5 |