青花 牡丹唐草文 梅瓶
口が小さく、肩が大きく張り出した瓶を梅瓶といいます。元時代の青花は一般的に文様が器面全体を覆っていますが、この梅瓶では主文様の上下に白地部分を広く残していることが特徴です。白地帯の効果により中央に大きく表された牡丹唐草文が際立ち、たいへん洗練された印象の作品となっています。花弁や葉の部分には、コバルト顔料がより濃く発色して文様が立体的に見えるように陰刻線が加えられています。同種の文様構成で蓋付きの梅瓶が中国江西省高安県で出土しています。
項目 | 内容 |
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所蔵施設 | 大阪市立東洋陶磁美術館 |
作品ID | 23 |
登録番号 | 00539 |
大分類 | 中国陶磁 |
作品名(よみ) | せいか ぼたんからくさもん めいぴん |
時代1 | 元時代 |
時代2 | 14世紀 |
高(cm) | 38.1 |
窯 | 景徳鎮窯 |
コレクション名 | 安宅コレクション |
クレジット表記 | 大阪市立東洋陶磁美術館(住友グループ寄贈/安宅コレクション) 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと) |
重量(g) | 5,200 |
最大径(cm) | 23.8 |