青花 鯉文 扁壺 

日本人が朝鮮青花と出会ったのは、16世紀頃にさかのぼります。本作は、加賀・前田家伝来で、箱書に「高麗物染付 太鼓成得利」とあります。太鼓成得利(徳利)とは、胴の表裏が太鼓のように張っているところから名付けられたものでしょう。日本に古くから伝世する貴重な作例で、両面に見える高雅な雰囲気の鯉文は、宮廷画員が描いたものと思われます。

項目 内容
所蔵施設 大阪市立東洋陶磁美術館
作品ID 2027
登録番号 01383
大分類 韓国陶磁
作品名(よみ) せいか こいもん へんこ
時代1 朝鮮時代
時代2 16世紀
高(cm) 24.1
幅(cm) 21.5×11.1
口径(cm) 4.9
広州官窯
クレジット表記 大阪市立東洋陶磁美術館(安宅昭弥氏寄贈) 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと)
重量(g) 2,140