青花 鳳凰文 盤 (「大明成化年製」銘)
胎土は精製され、釉は滑らかにとけ、文様は繊細、コバルトの発色はむらやにじみがなく、淡く典雅という成化官窯磁器の典型的な特徴を示しています。本器では盤の見込みと外側面に、一対の鳳凰を描き、余白を宝相華文で埋めています。1987年、景徳鎮市珠山において明代御器廠址の成化年間の地層が発見され、多量の磁器片が出土しました。それらにはみな焼成後打ち壊された痕跡があり、検品に落ちて廃棄されたものとされています。高台部分の数だけでも1万件以上にもなり、官窯での厳しい製品管理の様子が明らかになりました。
項目 | 内容 |
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所蔵施設 | 大阪市立東洋陶磁美術館 |
作品ID | 109 |
登録番号 | 00782 |
大分類 | 中国陶磁 |
作品名(よみ) | せいか ほうおうもん ばん (「だいみんせいかねんせい」めい) |
時代1 | 明時代 |
時代2 | 成化(1465-1487) |
高(cm) | 4.5 |
口径(cm) | 18.4 |
窯 | 景徳鎮窯 |
コレクション名 | 安宅コレクション |
クレジット表記 | 大阪市立東洋陶磁美術館(住友グループ寄贈/安宅コレクション) 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと) |
重量(g) | 213 |