青磁陰刻 牡丹文 輪花形盤
中国北宋の器形を写した盤で、腰の部分で折れ、口縁が外反しています。口縁部は六ヵ所にくびれを入れ、輪花状に仕立てました。内底には大きな牡丹を一輪、流麗かつ繊細な陰刻線でのびやかに描いています。釉色は深い灰青緑色に焼き上がり、翡翠(ヒスイ)のように艶やかに輝きます。全面に貫入(かんにゅう)が入り、器底は浅く内刳りして総釉、小さな硅石(けいせき)目跡が三つあります。同種の陶片が、全羅南道康津郡沙堂里窯址で出土しています。
項目 | 内容 |
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所蔵施設 | 大阪市立東洋陶磁美術館 |
作品ID | 1896 |
登録番号 | 01248 |
大分類 | 韓国陶磁 |
作品名(よみ) | せいじいんこく ぼたんもん りんかがたばん |
時代1 | 高麗時代 |
時代2 | 12世紀前半 |
高(cm) | 4.5 |
口径(cm) | 17.1 |
コレクション名 | 李秉昌コレクション |
クレジット表記 | 大阪市立東洋陶磁美術館(李秉昌博士寄贈) 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと) |
重量(g) | 272 |