鉄砂 虎鷺文 壺
前肢をふんばり、首をもたげて目をかっと見開いた虎の姿は、長いまつげとむき出した牙のために民画風になっています。しかし、虎の周囲に沸き立つ霊芝(れいし)雲や、一輪の蓮花を中心に背を向け合う二羽の鷺のたたずまいには、不思議な霊的空気すらただよいます。胴のもう一面には三本の竹が力強い筆勢で一気に描かれ、一層魅力を加えています。朝鮮時代陶磁屈指の名品として、古くから評価の高い壺です。
項目 | 内容 |
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所蔵施設 | 大阪市立東洋陶磁美術館 |
作品ID | 1344 |
登録番号 | 00476 |
大分類 | 韓国陶磁 |
作品名(よみ) | てっしゃ とらさぎもん つぼ |
時代1 | 朝鮮時代 |
時代2 | 17世紀後半 |
高(cm) | 30.1 |
コレクション名 | 安宅コレクション |
クレジット表記 | 大阪市立東洋陶磁美術館(住友グループ寄贈/安宅コレクション) 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと) |
重量(g) | 3,820 |
最大径(cm) | 30.2 |