青磁鉄地象嵌 柳文 梅瓶

鉄地青磁とは、青磁の釉下に鉄絵具を塗りつめ、青磁釉薬をかけて黒く焼き上げたものです。本作では白象嵌技法が使われていますが、まれに陰刻や白堆のものもあります。日本では古くから黒高麗と呼ばれて親しまれてきました。本作は、柳文を彫って白土を埋め込み焼いており、こうした白象嵌による柳文はあまり例がありません。 鉄彩象嵌と表記されることもあります。青磁鉄地の技法は、全羅南道康津郡大口面沙堂里窯址でも採集例があるほか、同道海南郡山二面珍山里で窯址が発見されました。

項目 内容
所蔵施設 大阪市立東洋陶磁美術館
作品ID 1325
登録番号 00455
大分類 韓国陶磁
作品名(よみ) せいじてつじぞうがん やなぎもん めいぴん
時代1 高麗時代
時代2 12世紀
高(cm) 24.8
コレクション名 安宅コレクション
クレジット表記 大阪市立東洋陶磁美術館(住友グループ寄贈/安宅コレクション) 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと)
重量(g) 1,480
最大径(cm) 15.4