青花 窓絵草花文 面取壺
丸い壺を作り、胴と高台を八角に削り落した面取壺です。腰のふくらみや、堂々とした高台の力強さなど、その独特な造形が見るものを魅了します。面の取り方は、定規を当てたような均等なものではなく、自然な作風を示しています。壺の内側を見ると器壁の厚さが不揃いで、紙のように薄く透けて見える部分すらあります。白磁の肌は乳白色でうるおいがあり、胴の四面に描かれた文様も清楚で美しく、屈指の名作として知られ、日本で「秋草手」と呼ばれて珍重されました。広州官窯の一つ、京畿道広州市金沙里窯の作です。
項目 | 内容 |
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所蔵施設 | 大阪市立東洋陶磁美術館 |
作品ID | 2028 |
登録番号 | 01384 |
大分類 | 韓国陶磁 |
作品名(よみ) | せいか まどえそうかもん めんとりつぼ |
時代1 | 朝鮮時代 |
時代2 | 18世紀前半 |
高(cm) | 24.7 |
窯 | 広州官窯 |
クレジット表記 | 大阪市立東洋陶磁美術館(安宅昭弥氏寄贈) 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと) |
重量(g) | 3,360 |
最大径(cm) | 26.3 |