粉青鉄絵 蓮鴨文 長壺
白く塗った素地に鉄の顔料で文様を描く技法の粉青鉄絵を、日本では鶏龍山(けいりゅうざん)と呼び習わしています。窯が忠清南道公州市反浦面鶴峰里の鶏龍山にあり、昭和の初めごろからこの地名がそのままやきものの代名詞となり、日本の愛陶家に親しまれてきました。典型的な朝鮮時代初期の長壺で、胴を五段に区切り、上から唐草文、蓮唐草文、二羽の鴛鴦文が蓮の葉の間に描かれています。鶏龍山としては大作であり、絵付けも巧みで注目すべき作例です。平底の底部は無釉で、砂が付着しています。
項目 | 内容 |
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所蔵施設 | 大阪市立東洋陶磁美術館 |
作品ID | 2022 |
登録番号 | 01378 |
大分類 | 韓国陶磁 |
作品名(よみ) | ふんせいてつえ れんおうもん ちょうこ |
時代1 | 朝鮮時代 |
時代2 | 15世紀後半-16世紀前半 |
高(cm) | 43.6 |
クレジット表記 | 大阪市立東洋陶磁美術館(安宅昭弥氏寄贈) 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと) |
重量(g) | 5,440 |
最大径(cm) | 25.0 |