緑釉手付瓶

日本の緑釉陶器は7世紀後半に朝鮮半島の影響の下に誕生しました。平安時代、緑釉陶器は「青瓷(あおし)」とも呼ばれていました。金属器を思わせるシャープな造形と薄づくりの成形は、卓越した轆轤技術によるものです。緑釉はほとんどが剥落していますが、胴部下方にわずかに残存しており、往時の鮮やかな彩りが想像できます。儀式用調度の一つと考えられます。大阪の平瀬家に伝来したものです。

項目 内容
所蔵施設 大阪市立東洋陶磁美術館
作品ID 2277
登録番号 01403
大分類 日本陶磁
作品名(よみ) りょくゆうてつきへい
時代1 平安時代
時代2 10世紀
高(cm) 22.5
幅(cm) 12.6
口径(cm) 8.1
クレジット表記 大阪市立東洋陶磁美術館 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと)
重量(g) 609
最大径(cm) 12.3