青磁鉄地象嵌 蓮唐草文 扁壺
胴の両面を叩いて平らにしたこの扁壺は、13世紀以降に見られる形です。肩と胴裾に蓮弁文、中央には蓮唐草文を浮き彫りにし、文様となる部分に鉄絵具を塗りつめた後、さらにその上に青磁釉を塗り焼成したものと思われます。背景は白化粧を施した素地をそのまま露出させ、堂々とした器形と大胆な蓮唐草文が、大らかな味わいを伝えています。同種の陶片が全羅南道康津郡沙堂里窯址や全羅北道扶安郡柳川里窯址で出土しています。
項目 | 内容 |
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所蔵施設 | 大阪市立東洋陶磁美術館 |
作品ID | 1146 |
登録番号 | 00252 |
大分類 | 韓国陶磁 |
作品名(よみ) | せいじてつじぞうがん はすからくさもん へんこ |
時代1 | 高麗時代 |
時代2 | 13世紀 |
高(cm) | 24.2 |
幅(cm) | 14.8×18.2 |
コレクション名 | 安宅コレクション |
クレジット表記 | 大阪市立東洋陶磁美術館(住友グループ寄贈/安宅コレクション) 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと) |
重量(g) | 2,242 |