灰釉手付瓶
愛知県の猿投窯は鉄分の混じった灰白色の良質の陶土が特徴です。口から胴にかけては淡緑黄色の自然釉が降りかかっています。把手部分の黒褐色の鉄釉は、偶然というよりは把手を補強するための工夫でしょう。高温焼成の窯の中で灰が降りかかって生じる自然釉についてすでに経験的知識をもった陶工の知恵といえるでしょう。火葬蔵骨器の一種と考えられています。
項目 | 内容 |
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所蔵施設 | 大阪市立東洋陶磁美術館 |
作品ID | 2265 |
登録番号 | 01219 |
大分類 | 日本陶磁 |
作品名(よみ) | かいゆうてつきへい |
時代1 | 平安時代 |
時代2 | 9世紀後半 |
高(cm) | 33.6 |
幅(cm) | 30.3 |
口径(cm) | 14.7 |
窯 | 猿投窯 |
クレジット表記 | 大阪市立東洋陶磁美術館 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと) |
重量(g) | 3,940 |
最大径(cm) | 28.9 |