辰砂 蓮花文 壺
広く立った口、引き締まった腰、胴裾でやや広がる端正な姿は、18世紀前半の長壺の特徴です。胴の中央には、酸化銅によって蓮花が、また花弁の先端にはくまどりが入ります。高麗青磁の辰砂に端を発する朝鮮王朝の辰砂彩は、その始まりは良く分かりませんが、17世紀後半に辰砂の墓誌「崇禎甲子(1684)」銘が残されていることから、そのころには生産が始まっていたようです。18世紀には、本品のように蓮花や牡丹を簡略化して施す例が数多く知られており、広州官窯で焼かれたものと思われます。
項目 | 内容 |
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所蔵施設 | 大阪市立東洋陶磁美術館 |
作品ID | 1481 |
登録番号 | 00674 |
大分類 | 韓国陶磁 |
作品名(よみ) | しんしゃ れんかもん つぼ |
時代1 | 朝鮮時代 |
時代2 | 18世紀 |
高(cm) | 24.8 |
コレクション名 | 安宅コレクション |
クレジット表記 | 大阪市立東洋陶磁美術館(住友グループ寄贈/安宅コレクション) 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと) |
重量(g) | 3,280 |
最大径(cm) | 24.1 |