鼠志野草鳥文額皿
額仕立ての一幅の絵を彷彿させることから「額皿」と呼ばれ、桃山時代の志野の懐石道具の一つです。器表の一部を残し、「鬼板」とよばれる鉄分の多い赤い泥で化粧掛けした後、文様部分を掻き落とし、志野特有の白い長石釉を掛けて焼成されています。その結果、鼠色の地に白抜き文様が浮かび上がります。本作は生い茂ったすすきを近景に、山並みや飛鳥を遠景に配する巧みな構図で、秋の風情が漂います。岐阜県美濃の大窯の製品と考えられます。
項目 | 内容 |
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所蔵施設 | 大阪市立東洋陶磁美術館 |
作品ID | 2266 |
登録番号 | 01220 |
大分類 | 日本陶磁 |
作品名(よみ) | ねずみしのくさとりもんがくざら |
時代1 | 桃山時代 |
時代2 | 16世紀末-17世紀初 |
高(cm) | 5.5 |
口径(cm) | 23.6×21.0 |
窯 | 美濃窯(鼠志野) |
クレジット表記 | 大阪市立東洋陶磁美術館 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと) |
重量(g) | 884 |