白釉劃花 牡丹文 面盆
灰色の胎土に白化粧をし、線彫りによる劃花で牡丹文を表して透明釉をかけ焼成したものです。白化粧は、白磁に似た効果を得るための技法で、宋時代に華北一帯の窯で行われていた。河北省磁県のものが早くから知られており、古い地名に基づいて磁州窯と総称されている。白無地のものだけでなく、褐色の胎土との対比によって文様がはっきりと表される櫛掻や掻落しの技法が盛んに用いられた。本器は、顔や手を洗うための容器であろう。白地部分を比較的多く残して、温かみのある印象となっています。
項目 | 内容 |
---|---|
所蔵施設 | 大阪市立東洋陶磁美術館 |
作品ID | 65 |
登録番号 | 00642 |
大分類 | 中国陶磁 |
作品名(よみ) | はくゆうかっか ぼたんもん めんぼん |
時代1 | 北宋時代 |
時代2 | 11-12世紀 |
高(cm) | 10.8 |
口径(cm) | 36.8 |
窯 | 磁州窯 |
コレクション名 | 安宅コレクション |
クレジット表記 | 大阪市立東洋陶磁美術館(住友グループ寄贈/安宅コレクション) 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと) |
重量(g) | 3,360 |