加彩 宮女俑
俑とは死者とともに墓に埋葬される副葬用の人物像です。この俑に見られる極端なまでに細腰痩身の姿態は、初唐の理想的な女性像を反映したものといえます。頭上に高く結い上げた髪髻「半翻髻(はんほんけい)」も当時流行したものです。朱、青、緑、黒の彩色に、さらに金彩や箔押しを加えた華麗な衣裳や装身具に加え、眉目秀麗で気品ある面持ちは、いかにも宮中の高貴な女性を思わせます。類例が陝西省長武県の張臣合墓〔665年〕などから出土しており、また国内では永青文庫の所蔵例も早くから知られています。
項目 | 内容 |
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所蔵施設 | 大阪市立東洋陶磁美術館 |
作品ID | 69 |
登録番号 | 00668 |
大分類 | 中国陶磁 |
作品名(よみ) | かさい きゅうじょよう |
時代1 | 唐時代 |
時代2 | 7世紀 |
高(cm) | 37.8 |
幅(cm) | 13.9 |
コレクション名 | 安宅コレクション |
クレジット表記 | 大阪市立東洋陶磁美術館(住友グループ寄贈/安宅コレクション) 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと) |
重量(g) | 825 |