緑地紅彩 宝相華唐草文 瓢形瓶 (「大明嘉靖年製」銘)

Acc.No.10879の瓢形瓶と同様、明時代の彩磁の多様性を示す作例です。白磁を焼き上げた後、赤絵の具で宝相華唐草文を描き、白地に緑釉を塗りつめて再焼成したものです。本作品の赤色部分は白地の上に描かれているために、作品58の牡丹花の部分とはに比べると、落ち着いた発色となっています。瓢形瓶という器形も嘉靖帝の道教への傾倒から、この時期に盛んに作られたものです。

項目 内容
所蔵施設 大阪市立東洋陶磁美術館
作品ID 130
登録番号 00818
大分類 中国陶磁
作品名(よみ) りょくじこうさい ほうそうげからくさもん ひょうけいへい (「だいみんかせいねんせい」めい)
時代1 明時代
時代2 嘉靖(1522-1566)
高(cm) 22.1
景徳鎮窯
コレクション名 安宅コレクション
クレジット表記 大阪市立東洋陶磁美術館(住友グループ寄贈/安宅コレクション) 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと)
重量(g) 929
最大径(cm) 12.7