染付 花実文 皿
江戸時代の肥前有田では1610年代頃に、日本で初めて磁器の焼成に成功しました。17世紀前半の初期の染付磁器は「初期伊万里」と呼ばれています。伊万里の名は伊万里港から製品が積み出されたことに由来します。呉須で器面を塗りつぶした背景に、たわわな実をつけた花実文が白抜きで伸びやかに描かれた珍しいモチーフです。朝鮮時代の平皿を想起させる器型で、鐔(つば)状の口縁部には櫛歯文(くしばもん)がめぐり、底部には小さな低い高台が付いています。
項目 | 内容 |
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所蔵施設 | 大阪市立東洋陶磁美術館 |
作品ID | 2268 |
登録番号 | 01224 |
大分類 | 日本陶磁 |
作品名(よみ) | そめつけ かじつもん さら |
時代1 | 江戸時代 |
時代2 | 1640年代頃 |
高(cm) | 2.7 |
口径(cm) | 26.4 |
窯 | 肥前・有田窯(初期伊万里) |
クレジット表記 | 大阪市立東洋陶磁美術館 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと) |
重量(g) | 897 |