粉青線刻 柳文 長壺
口が真っすぐに立ち、肩から胴裾まで長く直線的にすぼまっていく形は、粉青に多いのですが、これほどの大作は稀です。胴全体に刷毛で白土を塗り、その上から粗い線刻で、柳のような文様と蓮弁文を刻み込んでいます。野趣と遊び心にあふれ、朝鮮王朝陶磁のさらなる魅力を見せています。線刻は、掻落しの省略技法として15世紀後半に新しく登場し、全羅道地方を中心に展開しました。本例も全羅道地方の窯で焼かれたものでしょう。
項目 | 内容 |
---|---|
所蔵施設 | 大阪市立東洋陶磁美術館 |
作品ID | 1127 |
登録番号 | 00233 |
大分類 | 韓国陶磁 |
作品名(よみ) | ふんせいせんこく やなぎもん ちょうこ |
時代1 | 朝鮮時代 |
時代2 | 15世紀後半-16世紀 |
高(cm) | 43.8 |
コレクション名 | 安宅コレクション |
クレジット表記 | 大阪市立東洋陶磁美術館(住友グループ寄贈/安宅コレクション) 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと) |
重量(g) | 5,240 |
最大径(cm) | 29.3 |