色絵石畳鶴文大皿
「古九谷」と呼ばれる作品には、有田の初期色絵磁器と考えられるものも含まれますが、その誕生には、鍋島家と婚戚関係にあった加賀藩前田家が深く関わっていたことが指摘されています。本作は、石畳状に区切った幾何学意匠が斬新で、「鶴丸文」とも呼ばれる両翼を広げた、鶴の吉祥文が配されています。一部に上絵付が流れている部分が見られることから、こうした大皿類器は上絵焼成時に上絵窯(赤絵窯)内で立て置かれていたことが分かります。
項目 | 内容 |
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所蔵施設 | 大阪市立東洋陶磁美術館 |
作品ID | 2272 |
登録番号 | 01237 |
大分類 | 日本陶磁 |
作品名(よみ) | いろえいしだたみつるもんおおざら |
時代1 | 江戸時代 |
時代2 | 1640-50年代頃 |
高(cm) | 7.3 |
口径(cm) | 33.7 |
窯 | 肥前・有田窯(古九谷様式) |
クレジット表記 | 大阪市立東洋陶磁美術館 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと) |
重量(g) | 1,640 |