耳付花生

美濃窯でつくられた伊賀焼風のやきものは「美濃伊賀」と呼ばれています。当時、茶陶としての伊賀焼の人気ぶりがうかがえます。鉄釉を効果的に用いるのがその特徴の一つです。轆轤成形の後、胴や口縁を押しつぶして歪んだ造形をつくり、随所に箆目や格子状の印花装飾を入れるなど作為の強いものです。前後二方に掛花生として用いるための孔がうがたれています。

項目 内容
所蔵施設 大阪市立東洋陶磁美術館
作品ID 2287
登録番号 01636
大分類 日本陶磁
作品名(よみ) みみつきはないけ
時代1 桃山時代
時代2 17世紀初
高(cm) 27.4
美濃窯(美濃伊賀)
クレジット表記 大阪市立東洋陶磁美術館 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと)
重量(g) 3,240
最大径(cm) 17.5