青磁 六耳壺
晩唐から五代にかけて、浙江省を中心に分布した越窯では、「秘色(ひそく)青磁」を筆頭に各種の青磁製品が生産されました。この時期の越窯青磁は国内はもとより遠く海外にも輸出され、本作品もインドネシアのセレベス〔スラウェシ〕島で出土し、当地の国王が秘蔵していたと伝えられています。壺の内外に施された青磁釉は、失透性の黄味がかった発色を見せています。二つの板状の耳と四つの環耳は本来伴っていた蓋を留めるためのもので、江蘇省蘇州七子山五代墓からは蓋付の類品が出土しています。
| 項目 | 内容 | 
|---|---|
| 所蔵施設 | 大阪市立東洋陶磁美術館 | 
| 作品ID | 83 | 
| 登録番号 | 00720 | 
| 大分類 | 中国陶磁 | 
| 作品名(よみ) | せいじ ろくじこ | 
| 時代1 | 五代時代 | 
| 時代2 | 10世紀 | 
| 高(cm) | 33.4 | 
| 窯 | 越州窯 | 
| コレクション名 | 安宅コレクション | 
| クレジット表記 | 大阪市立東洋陶磁美術館(住友グループ寄贈/安宅コレクション) 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと) | 
| 重量(g) | 3980 | 
| 最大径(cm) | 26.3 | 
 
                             
                                     
                                     
                                    