青磁 神亭壺
三国から西晋時代にかけて、江南の浙江省や江蘇省を中心とした地域の墓に副葬された明器で、「神亭壺」あるいは「穀倉罐」などと呼ばれています。壺の上部には楼閣や様々な人物や動物などが見られます。とくに楼閣の門闕(もんけつ)の前には亀の背に先端が三角形にとがった碑が置かれており、碑には「会稽出始寧用此喪葬宜子孫作吏高遷衆無極」と刻まれています。これにより、この壺が現在の浙江省上虞一帯で生産され、被葬者の子孫繁栄を祈願するものであったことなどが分かります。
項目 | 内容 |
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所蔵施設 | 大阪市立東洋陶磁美術館 |
作品ID | 157 |
登録番号 | 01201 |
大分類 | 中国陶磁 |
作品名(よみ) | せいじ しんていこ |
時代1 | 呉~西晋時代 |
時代2 | 3世紀 |
高(cm) | 38.8 |
窯 | 越州窯 |
クレジット表記 | 大阪市立東洋陶磁美術館 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと) |