色絵椿文輪花向付
野々村仁清から陶法を学んだ尾形乾山(1663-1743)は、元禄12年(1699)洛西鳴滝に開窯しました。正徳2年(1712)、市中の二条丁子屋町に移ると、意匠性に優れた乾山のやきものは新興町人層の人気を得ました。文様と器形を椿花のモチーフで統一した乾山らしいセンス溢れる作品です。底部に見られる白化粧上に銹釉による「乾山」銘は、書体から三つのタイプに分けられ、こうした「乾山」銘が乾山工房のブランド名のようなものであったことをうかがわせます。
項目 | 内容 |
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所蔵施設 | 大阪市立東洋陶磁美術館 |
作品ID | 4464 |
登録番号 | 02574-1 |
大分類 | 日本陶磁 |
作品名(よみ) | いろえつばきもんりんかむこうづけ |
時代1 | 江戸時代 |
時代2 | 18世紀 |
高(cm) | 7.0 |
口径(cm) | 11.2 |
窯 | 尾形乾山(乾山焼) |
クレジット表記 | 大阪市立東洋陶磁美術館 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと) |