鉄砂 草花文 壺
胴部を埋めつくす元気のいい花は、春の陽気に誘われて音をたてながら弾けて開いたかのようです。元の所蔵者・安宅英一氏は「ぽんぽんダリヤの壺」と呼んでいました。17世紀には、青花の顔料であるコバルトの中国からの輸入が中断したため、鉄絵具による鉄砂の技法が盛んになります。本作には、鉄砂の奔放な筆使いがよく発揮されています。器形は文様とあいまってバランスが取れ、安定感を感じさせます。さらに、鉄砂壺にはめずらしい肌の白さによって、草花の姿がいっそう映えています。
項目 | 内容 |
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所蔵施設 | 大阪市立東洋陶磁美術館 |
作品ID | 2032 |
登録番号 | 01388 |
大分類 | 韓国陶磁 |
作品名(よみ) | てっしゃ そうかもん つぼ |
時代1 | 朝鮮時代 |
時代2 | 17世紀後半 |
高(cm) | 33.2 |
クレジット表記 | 大阪市立東洋陶磁美術館(安宅昭弥氏寄贈) 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと) |
重量(g) | 6,620 |
最大径(cm) | 31.6 |