色絵草花文瓶
玉縁状の口縁部に長い頸(くび)がついた大型のいわゆる長頸瓶で、胴部は緊張感ある膨らみを見せています。同時期の染付にも同様の器形が見られます。染付を用いず、赤を主体とした緑・黄・紫の上絵付で、牡丹と太湖石などが余白を生かした繊細な筆致で描かれています。底裏は窯キズを隠すためか上絵付の緑色でベタ塗りされています。柿右衛門様式あるいはそれに先行するものと考えられ、オランダ東インド会社によりヨーロッパに輸出された製品であったと考えられます。
項目 | 内容 |
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所蔵施設 | 大阪市立東洋陶磁美術館 |
作品ID | 2478 |
登録番号 | 02146 |
大分類 | 日本陶磁 |
作品名(よみ) | いろえそうかもんへい |
時代1 | 江戸時代 |
時代2 | 1660-1680年代 |
高(cm) | 45.2 |
窯 | 肥前・有田窯 |
クレジット表記 | 大阪市立東洋陶磁美術館 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと) |
重量(g) | 3,420 |
最大径(cm) | 24.2 |