織部舟形向付
舟形向付は織部独特の器形といえます。二方に緑釉をたっぷり掛け、見込みには鉄絵による吊柿や幾何学文が施されています。外側には波濤文が描かれ、船が波を立てて進む様を表しています。底部は平らで、環状に折り曲げた脚が三方に付きます。鮮烈な緑釉と躍動感ある絵付けの対比に加え、造形の面白さなど、懐石道具としての織部の魅力を十分に示した作品です。岐阜県土岐市の元屋敷窯の製品と考えられます。
| 項目 | 内容 | 
|---|---|
| 所蔵施設 | 大阪市立東洋陶磁美術館 | 
| 作品ID | 4277 | 
| 登録番号 | 01743-1 | 
| 大分類 | 日本陶磁 | 
| 作品名(よみ) | おりべふながたむこうづけ | 
| 時代1 | 桃山時代 | 
| 時代2 | 17世紀初 | 
| 高(cm) | 7.1 | 
| 幅(cm) | 18.1x11.0 | 
| 窯 | 美濃窯(織部) | 
| クレジット表記 | 大阪市立東洋陶磁美術館 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと) |