飛青磁 花生
釉上に鉄斑を散らした青磁は、日本では「飛青磁」と呼ばれ、茶人らに好まれてきました。この作品はその中でも釉色と鉄斑の現れ方がともに優れた作例のひとつです。この瓶は俗に「玉壺春」と呼ばれる器形です。ほっそりした頸と豊かに膨らんだ胴部が好対照をなして、見事な均整美を見せています。高台は畳付から5ミリほど釉を削っており、露胎部は濃い赤褐色となっています。鴻池家伝来品であり、類品がイギリスのヴィクトリア&アルバート美術館とスイスのバウアー・コレクションなどに見られます。
項目 | 内容 |
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所蔵施設 | 大阪市立東洋陶磁美術館 |
作品ID | 24 |
登録番号 | 00556 |
大分類 | 中国陶磁 |
作品名(よみ) | とびせいじ はないけ |
時代1 | 元時代 |
時代2 | 14世紀 |
高(cm) | 27.4 |
窯 | 龍泉窯 |
指定物件 | 国宝 |
コレクション名 | 安宅コレクション |
クレジット表記 | 大阪市立東洋陶磁美術館(住友グループ寄贈/安宅コレクション) 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと) |
重量(g) | 951 |
最大径(cm) | 14.6 |