白磁 壺
17世紀後半から18世紀前半の官窯では、本作のような大壺が作られました。朝鮮時代中期の造形の特徴といえます。低い口縁に、胴の中央部が豊かに膨らみ、胴裾に向かって自然にすぼまる形の壺です。胴の上半部と下半部は別々にロクロで引き上げて接合し、壺の外面に胴継ぎの跡が明らかに見えます。胴継による成形が、造形に変化と魅力とを与えています。釉色はまったく青味のない乳白色で、艶やかに発色しています。器底は浅く平らに内刳りして施釉されましたが、ほとんど剥落し、軟らか味のある土が見えます。
項目 | 内容 |
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所蔵施設 | 大阪市立東洋陶磁美術館 |
作品ID | 2046 |
登録番号 | 01650 |
大分類 | 韓国陶磁 |
作品名(よみ) | はくじ つぼ |
時代1 | 朝鮮時代 |
時代2 | 17世紀末-18世紀初 |
高(cm) | 55.8 |
コレクション名 | 李秉昌コレクション |
クレジット表記 | 大阪市立東洋陶磁美術館(李秉昌博士寄贈) 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと) |
重量(g) | 14,520 |
最大径(cm) | 43.1 |