三彩壺
奈良時代に唐三彩の影響の下につくられた三彩陶器は「奈良三彩」と呼ばれており、いわゆる「正倉院三彩」がその代表といえます。本作は薬壺(やっこ)と呼ばれる形の短頸壺で、火葬蔵骨器としての出土例が知られています。緑釉を基調に白釉と黄釉(褐釉)が点じられていますが、風化のため釉の剥落や銀化(ぎんか)が随所に見られます。江戸時代の安政年間(1854-59)に奈良県生駒郡で出土したと伝えられ、大阪の平瀬家に伝来したものです。
項目 | 内容 |
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所蔵施設 | 大阪市立東洋陶磁美術館 |
作品ID | 2260 |
登録番号 | 00167 |
大分類 | 日本陶磁 |
作品名(よみ) | さんさいつぼ |
時代1 | 奈良時代 |
時代2 | 8世紀 |
高(cm) | 17.5 |
口径(cm) | 14.3 |
指定物件 | 重要文化財 |
コレクション名 | 安宅コレクション |
クレジット表記 | 大阪市立東洋陶磁美術館(住友グループ寄贈/安宅コレクション) 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと) |
重量(g) | 1,943 |
最大径(cm) | 25.1 |